【ナツメッグ(nutmeg)】
主成分 | ミリスチン酸(myristic acid) |
投与方法 | 経口投与 |
効果 | 少量(1〜2g)でも気分を高揚させ、多量(5g以上)服用すれば幻覚を見ることがある。12〜16時間で効果が現れ、4時間くらい続く。 |
副作用 | ナツメッグに含まれるサフロール(safrole)は肝臓に害となり、ナツメッグオイルは肝臓の脂肪を逓増するため、多量の摂取は有害。 |
備考 | ナツメッグは、肉豆蒄(ニクズク)(マレー原産のニクズク科の常緑高木)の種子中の仁(種皮と仮種皮を取り除いて胚乳部を乾燥させたもの)のこと。 香辛料のひとつ。ミリスチン酸は飽和脂肪酸のひとつで、メスカリンやLSDなどの幻覚剤によく似た分子構造を持つ。このミリスチン酸はナツメッグの他、やし油などにグリセリン−エステル(glycerine-ester)として含まれる。 |