幻覚発動薬 Hallucinogens


【MDMA(エクスタシー)、メトキシアンフェタミン類】

主成分 メチレンジオキシ・メチルアンフェタミン
投与方法 経口内服投与。
効果 幻覚症状なしに多幸・陶酔感・高揚感を生み自我意識の強調が現れ、他者との一体感を生じる。ラットに於ける実験でセロトニン(serotonin)・ニューロン(neuron)を破壊する結果が得られた。
耐性・依存 特に確認されていない
備考 MDMAは、メトキシアンフェタミン類のひとつで他にDOM、DOET、MDA、MDMA、 TMAなどがある。メトキシアンフェタミン類は、覚醒作用と同時にアンフェタミン同様症状を来す。DOMは(2,5-ジメトキシ-4-メチルアンフェタミン)と呼ばれメスカリンの50〜100倍の効果を持つ。別名STPと呼ばれそれが齎す精神病が理由で大変な悪評を買った。DOETは(2,5-ジメトキシ-4-エチルアンフェタミン)。TMAは(3,4,5-トリメトキシアンフェタミン)で、メスカリンに対応したアンフェタミン誘導体である。MDMA(エクスタシー)(3,4-メチレンジオキシ-N-メチルアンフェタミン)は1898年にアンフェタミン(覚醒剤)を ベースに合成された。形態としてはカプセル(白粉末を詰めたもの)と錠剤とがある。幻覚作用はないが、幻覚剤に分類されている。国内に於いてその使用は「麻薬及び向精神薬取締法」の制約を受ける。

 


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